キハラ良尚

指揮者への憧れ

生年月日:1987年8月16日、東京都出身。

4歳よりピアノとソルフェージュを田中友子氏に師事。

3歳から指揮者に憧れがあり、幼稚園の卒園式の演奏、35人の園児オーケストラの指揮者として「おもちゃのシンフォニー」の指揮をしたのが、人生での初指揮となる。

10歳より作曲を野田暉行氏に師事。成城ソルフェージュ研究所にて学ぶ。

音楽高校入学

2003年、東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校(以下、藝高と表記)ピアノ専攻に入学。

 

在学中に指揮者として、沖縄県立芸術大学と藝高の交流演奏会にて、芥川也寸志作曲の「弦楽のためのトリプティーク」を指揮。藝高創立50周年となる旧東京音楽学校奏楽堂の演奏会において、平川加恵作曲の「フルート、トランペット、ピアノ及び弦楽合奏のための協奏曲風組曲」(世界初演)を指揮。

 

また、藝高在学中、合唱の授業とともに年1回の藝高定期演奏会において、ピアノ専攻の生徒は合唱として参加をしていたため、それらを通して合唱に興味を持ち熱中する。

指揮者を目指して

2003年、ロームミュージックファンデーション主催の指揮者クラスのオーディションに選抜される。16歳より指揮を小澤征爾氏に師事し、本格的に指揮をはじめる。

 

ロームミュージックファンデーション主催の指揮者クラスにおけるコンサートでの初指揮は、バルトーク作曲「弦楽器と打楽器とチェレスタのための音楽」より第2楽章であった。

 

その後、小澤征爾氏のアシスタントを務め、小澤氏の推薦を受け、京都コンサートホールにおける小澤征爾音楽塾オーケストラコンサートや、演奏会形式のオペラコンサート、鎌倉芸術館にて演奏会形式による「カルメン」「こうもり」(抜粋)の指揮者に抜擢される。また、松本にてサイトウ・キネン・フェスティバル(現セイジ・オザワ・松本フェスティバル)の「青少年のためのオペラ」を指揮。

音楽高校卒業、留学(2006年~2018年)

2006年、東京藝術大学附属音楽高等学校卒業と同時に渡欧。

クラシック音楽発祥の地に触れ、指揮者への道に向かってオーケストラ、オペラ、合唱、コレペティツィオンを学びたいと、熱い希望を抱き留学。

 

ウィーン国立音楽大学指揮科・ピアノ科を経て、グラーツ国立音楽大学指揮科卒業。同大大学院修士課程オーケストラ指揮科、合唱指揮科、コレペティツィオン科修了。

グラーツ国立音楽大学より最優秀評価としてWürdigungspreisを受賞。

ベルリン芸術大学大学院オーケストラ指揮科研究課程修了。

英国王立音楽院大学院修士課程ピアノ科修了。

 

ロームミュージックファンデーション奨学生、本庄国際奨学財団奨学生、文化庁新進芸術家海外研修員として、ヨーロッパにおいてオーケストラ指揮、オペラ指揮、合唱指揮、コレペティツィオンを修める。これまでに多くのオーケストラと合唱団を指揮し、オーストリアとドイツの歌劇場にて研鑽を積む。

 

2016年、オーストリアが誇るウィーン楽友協会からの推薦を受け、カラヤンが長年にわたり芸術監督を務めた名門、ウィーン楽友協会合唱団の東京公演「すみだ平和祈念コンサート2016」(於:すみだトリフォニーホール大ホール)の指揮者に抜擢され、来日公演を指揮。

 

2017年、ポーランドのカトヴィツェ、ポーランド国立放送コンサートホールにおける演奏会に指揮者として招かれ、ポーランド国立放送交響楽団を指揮。

 

また、ベルリン・ドイツ交響楽団、ボーフム交響楽団、マクデブルク歌劇場管弦楽団、ブランデンブルク交響楽団、カンマー・アカデミー・ポツダムなどを指揮。

 

第25回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。

Tokyo Cantat第4回若い指揮者のための合唱指揮コンクール第1位、ノルウェー大使館賞受賞。

日本に戻る(2018年~)

2018年より国立音楽大学非常勤講師。

東京都交響楽団、東京交響楽団、九州交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、東京混声合唱団などを指揮。

サントリーホール・サマーフェスティバルなどに出演するほか、現在、東京混声合唱団常任指揮者として活動している。

東京混声合唱団(東混)、共演・活動

2019年4月より、プロフェッショナルの合唱団として60年以上の伝統を誇る、東京混声合唱団の常任指揮者に就任。

これまでに、定期演奏会、特別演奏会、ファミリーコンサート、文化庁公演などで指揮をするほか、名古屋フィルハーモニー交響楽団と東混が共演したプーランク作曲「グローリア」(豊田市コンサートホール20周年記念)を指揮。池辺晋一郎氏による「東洋民謡集・全曲演奏会」に池辺氏とともに指揮者として出演。

映像と音楽、音楽番組

2019年3月に放映された、フジテレビ開局60周年特別企画・ドラマ「砂の器」(原作:松本清張)のメインテーマ「宿命」(作曲:眞鍋昭大、浦壁信二/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団)の指揮を担当。

 

2018年11月、NHK-FM「現代の音楽」に出演。

所属事務所、東京コンサーツについて

かつては、作曲家の武満徹氏、指揮者の岩城宏之氏が所属していた東京コンサーツ。

 

2019年に、創立50周年を迎えた音楽事務所です。

http://www.tokyo-concerts.co.jp/company/

 

トーキョーコンサーツ・ラボ(多目的音楽空間)も運営しています。

https://tocon-lab.com/

 

東京コンサーツ所属時より、アーティスト名の名字表記をカタカナの「キハラ」とし、

「キハラ良尚」として活動をしています。

主な師事者など

・指揮(オーケストラ・オペラ・合唱)

小澤征爾、マルティン・ジークハルト、スティーヴン・スローン、キンボー・イシイ=エトウ、ヨハネス・プリンツ、ヴォルフガング・ボージチ、ベルンハルト・シュナイダーの各氏に師事。

 

・ピアノ

三ツ石潤司・ウォルフガング・ヴァッツィンガー、ヨーゼフ・ブラインル、キャロル・プレスランドの各氏に師事。主に室内楽、伴奏者、コレペティトゥアとして研鑽を積む。

 

・作曲

10歳より18歳まで野田暉行氏のもとで学んだ作曲は、オーストリア留学後もアクセル・ザイデルマン氏に師事し、弦楽四重奏曲「Momentan」がハイドン没後200年記念作曲コンクールの受賞曲となり、2009年にオーストリア・アイゼンシュタットのエステルハーズィー城にて、AREA Quartetにより初演された。

これから (2019年~)

管弦楽・合唱・オペラなど、音楽に垣根はなく、互いに繋がっている仲間同士。

管弦楽・合唱・オペラに取り組む指揮者として、幅広いジャンルの音楽やルネサンスから現代音楽まで、常に楽譜と向き合い、多様性を備えて活動していくことを目指しています。

幼児から大人まで、皆様に音楽を届けられる歓びとともに、終わることのない深い音楽への探求を続けています。